日系メーカーから外資系IT企業に転職したら人生好転した物語

グローバル人材に憧れていたらそろそろアラサーが見えてきました。。。新卒の年収380万円だったのにシンガポール行ったら年収1960万円まできました。

新人研修@香港&シンガポール

 

 

転職して、早速だがTrainingということで海外出張へ行ってきた。

 

こういうスピード感はやっぱり外資系だなって思うし、と、同時にこういう機会で存在感を示して、さらなる機会を掴み取っていくしか俺に残された道はないんだなって強く実感した。

 

 

初めて肌で実感したグローバルエリートへの壁を忘れないうちにメモっておきたい。少なくとも、香港とシンガポールの夜景を見下ろして乾杯した瞬間は決して忘れられないものだった。

 

写真は会社の近くの通りで撮影したもの。

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 サマリーは以下の5点。

「純ドメ凡才の25歳がグローバルエリートを目指すにあたっての雑記」の観点で読んでいただけると幸いである。

 

  1.  英語で躓いているとそもそも仲間に入れてもらえない
  2. 年齢的に25前後独身がギリギリ最後のカードであり、この使い方で先10年が決まる
  3. 日本では通用するソフトスキルとは別のベクトルでのソフトスキルが必須
  4. スペック意外の何か魅力的な"something different"を磨き続ける必要がある

 

 

前提条件として、構成員の属性を簡単に説明する。メンバーは二回合わせると90人ほどと出会ったことになる。MBA卒が45%、中途採用が25%、新卒採用が30%といったところか。 正直なんでこの会社に受かったのか謎すぎるが、間違いなく「英語が通じない日本社会」、「特異すぎる文化」、「少子高齢化とはいえ1億を超える人口」、「競合含む、製品/サービスの質」のおかげだと実感した。基本有名な企業は社員の学歴が高い。NUS、ナンヤン工科大、香港大、北京大、ソウル大など新卒は各国のトップスクール出身しかいない。そして全員英語がネイティヴ並み。他は、 中学校からシンガポールや香港に移住パターンや、大学がBrown、NYU、Oxford、LSEなど、普通に英米圏のトップスクール。。。そんな彼ら/彼女らと、3週間共に時間を過ごして気付かされたこと、痛感したこと、思考がまだ収束しきれていないため、若干まとまりが悪いが付き合っていただければ幸いである。

 

 1. 英語で躓いているとそもそも仲間に入れてもらえない

 

実感としてわかっていたが、階層は「英語」で決まると言っても過言ではない、今の世界。恐るべしグローバリゼーション。俺が前の日系大手企業で感じた不安感は「日系企業で英語が得意でも、一生日本企業にしか相手にされない英語で終わる」点である。つまり、会社名を通じた資本関係があるから成立する会話/友情/関係性、ということである。もちろん業界/場所/役職にもよるため、一般化はできない。そして、駐在生活でどこまで現地に溶け込めるのかは経験したことがないため、わからない。が、グローバリゼーションの波に乗っている日系大企業駐在社員は俺が知っている限りでは、皆無に近い。そういう仮説があったからこそ、外資系企業に決めたわけだが、この点は正解だったことを確信できた。問題は、グローバリゼーションの波が早すぎることに尽きる。

 

 英語で意思疎通ができないと、当たり前だけれども、存在を認識してもらえない。グループワークも喋れないが故に、貢献できないもどかしさを何度も感じた。発音も変だとネタにされる世界。Talktiveな人はやっぱり目立つし、そういう人が出世していく世界。

 

「たかが英語、されど英語」

 


2. 英語が苦手な人は事実上、年齢的に25前後独身がギリギリ最後のカードになる

 

英語ができないと、基本相手にされないわけだが、とはいえみんな同じ20代。恋愛の悩みは万国共通。良い女と良い男はどこにいるのか、そうやって結婚するのか、は世界の共通話題。でもこれは、「若い独身」であるから仲間に入れてもらえる。基本的に「既婚者」の話とか興味ないからね。ましては日本人同士の結婚とか。ということで、年齢的に興味持ってもらえるのも最後のチャンスだな〜と。日本に興味がある外人はさておき、特に日本に興味のない人とも対等に渡り合えるグローバルモテの土俵に上がりたい。ちなみに、意外にも腹筋割れていることで他国の女子にちょっとだけモテた時はくっそ気分よかった(笑)

 

さらに理由はもう一つあって、他国で入社してくる人は基本的に26、27、28がボリュームゾーン。例えば、韓国は軍隊経験があり、+2年に加え、留学やワークホリックで+3~4もチラホラ。また、欧米圏での修士課程取得者もいたり、MBA卒もいるので、彼らは年齢的に27-30になる。稀に、大学を飛び級卒業するパターンで、20、21入社も数名いたけれども、これはマイノリティー。だから25前後だと年齢的に近くて親睦を深めやすい。そして、今後人生をどうしようかと、鼻息荒く生きている姿勢も同じなため、仲間意識が醸成しやすいのだ。

 

ただし、特筆すべき注釈として、彼らはすでに「英語+論理的思考能力(+専門性)」を兼ね備えた集団である点。俺は、ここでハンディキャップがあると痛感した。ここから2年で死ぬ気で追い上げるけれども、28の時点で一定値を超えないと、たぶんグローバリゼーションの波には乗れない。

 


3. 日本では通用するソフトスキルとは別のベクトルでのソフトスキルが必須

 

こういう集団になると、イケているグループとイケていないグループに分かれるのは万国共通。問題は、どうやって「イケてる」グループに入るか。飲み会でJapanese cultureとかいって一気飲みするのはウケが良かったりするんだけど、外人のほうが基本的に酒強いし、酔った会話になると同じ英語でも理解するのに一苦労する。。。

 

日本でどんだけリーダーシップ取れても、こういう場で取れないとか、ただの雑魚だからなぁ。文化的共通理解が欠落している点、カジュアルな会話表現の理解にワンテンポ遅れる点、Body language/Facial expressionのみでは1hしか持たない点、頭のキレ(=smart)であることがモテの要素になる点、彼らから見てCrazyである話やエピソードを展開できないと傍観者にしかなれない点、、、山積みな課題がある状態ですが、今後どう磨けばいいのか正直不明。TBDの課題です。

 


4. 何か魅力的な"something different"を磨き続ける必要がある

 

そもそも 「魅力」ってなんだよ?という問いに帰着するが、「魅力」とは、オーラがある、華がある、センスがある、といった資質のことなのかもしれない。少なくとも、俺の目には、多様性のある組織を統制するには必須スキルだと実感した。言語を操るのはもちろん、言語以外の部分でも人を惹きつける魅力、要はShining starの資質があるかどうかって話だと思う。

会社のAPAC executive board member は、皆魅力的だった。国籍や性別、ジェンダー、年齢を超えた"something different/distinctive/attractive"の要素が詰まっていた。マジでカッコ良かったし、尊敬できる人が多かった。と、同時に俺も近い将来、こういう30代になりたいと強く実感した。

 

 以上、トレーニングのkey take-awayでした!

 

 

改めて、自分が進んでいる道に「グローバルαの男像がある」と確信しました。

引き続き、攻めていきます。